大学受験勉強はいつから始めるべき?学年別の目安や進め方のポイントなどを紹介

大学受験のノウハウ

「大学受験の勉強って、いつから始めるのが正解なんだろう?」そんなふうに感じている人も多いと思います。特に高校1〜2年生の間は、部活や学校行事も忙しく、勉強に気持ちが向きにくい時期です。  

この記事では、勉強を始めるタイミングや学年別の目安、受験勉強をスムーズに進めるためのコツを分かりやすくまとめました。迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

大学受験勉強はいつから始めるべき?

「受験勉強は早めがいいって聞くけど、実際どのくらい早く始めればいいの?」そんな疑問を持っている人に向けて、始めどきの目安と注意点を解説します。

大学受験は早めに始めるに越したことはない

受験勉強は、早めにスタートすればするほど、あとで楽になります。基礎を丁寧に身につけたり、苦手科目を克服したりする時間にゆとりができるからです。

例えば、高校1年のうちに英単語帳を毎日10語ずつ覚えたら、1年で3650語暗記できます。大学受験に必要な単語数の目安は「8000語程度」であるため、2年少しでクリアできる計算になるでしょう。そうすれば、受験直前に焦らず自信を持って入試に臨めます。

難関大志望であれば1年生から始めよう

東京大学・京都大学・大阪大学・早稲田大学・慶應義塾大学などの難関大学を目指すなら、高校1年生からの準備がオススメです。なぜなら難問や記述問題に対応するには、基礎+応用力の両方が求められるからです。

また、難関大の入試は英文のレベルも高くなります。他の入試より速く正確に読む力が必要になるため、語彙力はもちろん、文法・構文の力も必須です。高1のうちにこうした基礎を積み上げておけば、高2からは演習に入れて、高3では過去問対策に集中できます。余裕をもって対策できるのが大きな強みです。

学年別で紹介!受験生がやるべき勉強の目安

「いざ勉強を始めよう」と思っても、何から手をつけるべきか分からない人も多いです。ここでは、時期ごとの勉強内容の目安を紹介します。

  • 〜高2の3月:基礎を進める
  • 〜高3の夏休み:問題演習に向けて基礎を固め切る
  • 〜高3の11月頃:問題演習に取り組む
  • 〜入試本番まで:過去問演習に取り組む

〜高2の3月:基礎を進める

高校2年の終わりまでは、「とにかく基礎を固める」がテーマです。英単語や英文法、数学の教科書レベルの理解など、土台作りに集中しましょう。例えば英語であれば単語や文法、英文解釈という基礎を身に付けておくと、演習へスムーズに移行できます。

〜高3の夏休み:問題演習に向けて基礎を固め切る

高校3年の夏までには、全科目の基礎を「完了」と言える状態にしておくのが理想です。例えば、英語の文法問題集(Next Stageなど)を2〜3周し、苦手な文法項目がないようにしておくと安心です。

数学も教科書レベルがスラスラ解けるようになっていれば、夏以降の応用問題や過去問にも対応しやすくなります。演習を始める前に、しっかり土台を固めましょう。

〜高3の11月頃:問題演習に取り組む

秋からは、実戦形式の演習に力を入れます。問題集を使って、制限時間内に解く練習を繰り返すことが大切です。「解くだけ」で終わらせず、間違えた問題を分析・復習することで、得点力が確実に伸びていきます。

〜入試本番まで:過去問演習に取り組む

入試直前までは、第一志望の過去問に絞って対策を進めるのが効果的です。問題の傾向や時間配分に慣れておくことで、当日のミスを減らせます。  志望校や併願高の赤本を最低でも5年分、できれば10年分は解いておくと良いでしょう。

最初は点が取れなくても大丈夫です。解き直し→分析→再演習の流れを繰り返すことで、少しずつ点数が伸びていきます。

受験勉強をスムーズに進めるためのポイント

「ちゃんと計画を立てて進めたいけど、どうすればいいか分からない」という人向けに、受験勉強を効率よく進めるコツを紹介します。

  • 最初に志望校を明確に定める
  • 可能な限り高3までに基礎を固め切る
  • 塾や予備校も活用する
  • 基本的には同じ参考書・問題集を何周か取り組む
  • 通学時間なども活用して勉強する

最初に志望校を明確に定める

志望校を決めておくと、使うべき教材や受験で必要な科目、志望校における配点の比重などがハッキリし、無駄なく勉強を進められます。

特に大学受験の勉強時間は限られるため、自分の志望校に不要な学習に取り組むことは避けなければなりません。また、目標が決まっていれば、勉強に取り組むにあたってモチベーションが高まるでしょう。

可能な限り高3までに基礎を固め切る

演習や過去問にスムーズに入るためにも、高3の夏までには基礎を完成させておくのがポイントです。例えば、英語なら「文法が完璧」「長文は辞書なしでも読める」状態を目指しましょう。

本格的に受験生になる前に基礎が固まっていると、秋以降の演習の質が一気に上がります。

塾や予備校も活用する

独学に限界を感じたら、塾や予備校の力を借りるのもひとつの手です。講師の解説で理解が深まるだけでなく、自習室や模試などの学習環境が整っているため、普段の勉強も捗ります。特に「何をどの順でやればいいか分からない」と悩んでいる人は、指導のある環境で勉強を進めると安心です。

基本的には同じ参考書・問題集を何周か取り組む

教材は1冊を完璧に仕上げるほうが、何冊も中途半端に取り掛かるより効果的に知識を身に付けられます。反復することで知識が定着します。

通学時間なども活用して勉強する

朝や帰りの電車、授業の合間などのスキマ時間も有効活用しましょう。

例えば、スマホの単語アプリやポケットサイズの一問一答を使って電車の通学時間で勉強すれば、1日10〜15分でも習慣化できます。毎日続けるだけで、1ヶ月で約5時間分もの差がつきます。

大学受験の勉強は早めに始めるのが吉!前倒しで進めよう

大学受験の勉強は、早めに始めるに越したことはありません。早めに始めるほど勉強量が増えて、難関大に合格できる可能性も高まるため、どんどん前倒しで進めましょう。「まだ本気で始めていないから不安…」という人も、今日から少しずつ動き出せば大丈夫です。大切なのは、勉強に向き合う時間を「これから毎日つくる」ことです。  

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