大学受験生は1日何時間勉強すればいい?学年別・志望校別の目安と効率よく勉強する方法を紹介

大学受験のノウハウ

大学受験を目指す高校生にとって、「勉強時間はどれくらい必要なんだろう?」という疑問はとても自然なものです。周りと比べて焦ってしまったり、自分のやり方に不安を感じることもあるでしょう。この記事では、受験生の勉強時間に関する平均の目安や学年・志望校別の違い、さらに勉強時間を効率よく確保するための工夫を、わかりやすく紹介します。

大学受験生の平均的な勉強時間を知る

「他の高校生はどれくらい勉強しているのか?」を知っておくと、自分のスケジュールを立てるうえでの参考になります。

高校3年生になると、平日は4〜5時間、休日は8〜10時間ほど勉強している人が多くなります。平日は授業や部活があるため、放課後や夜の時間をうまく使って勉強時間を確保するのが一般的です。

一方、休日や長期休みには、午前・午後・夜と時間帯を分けて、より多くの時間を勉強にあてることができます。

学年別・志望校別の勉強時間の目安を知る

勉強時間の目安は、学年や志望校のレベルによって変わってきます。どのタイミングでどんな勉強にどれだけ時間をかければよいのかを整理して、自分に合ったペースを見つけましょう。

高校1年生に必要な勉強時間とやるべきこと

高校1年生は、まず毎日の勉強習慣を身につけることが目標です。目安は1日1〜2時間。以下のような取り組みからスタートするとスムーズです。  

  • 授業の復習をその日のうちにやる  
  • 英単語の暗記を毎日少しずつ続ける  
  • 数学の基本問題をくり返し解いておく

高校2年生に必要な勉強時間とやるべきこと

高校2年生は、基礎から応用へステップアップするタイミングです。1日2〜4時間を目安に、以下のような勉強に取り組むのがおすすめです。  

  • 模試の結果を見ながら苦手分野を復習する  
  • 志望校に必要な科目の予習や演習に取り組む  
  • 定期テストだけでなく応用レベルの問題にも挑戦する

高校3年生に必要な勉強時間とやるべきこと

高校3年生になると、受験勉強が本格化します。目安は平日5〜6時間、休日は8〜10時間ほどです。具体的には次のような内容を中心に進めていきましょう。  

  • 共通テストや二次試験の過去問を解く  
  • 模試の復習で弱点を補強する  
  • 記述式問題の対策を重点的に行う

志望校のレベルごとの必要勉強時間

志望校によって、必要となる累計勉強時間も変わってきます。目安は以下のとおりです。  

  • 私立文系:2,500〜3,500時間  
  • 国公立文系:4,000〜6,000時間  
  • 国公立理系:6,000〜9,000時間  

今の自分の学力とゴールとの差を見極めた上で、1日あたりの勉強時間を逆算して計画を立てることが大切です。

効率的に勉強時間を確保するコツ

「もっと勉強したいけど時間が足りない…」と感じる人は多いはずです。ですが、時間の使い方を少し工夫するだけで、勉強時間を今よりもしっかり確保できるようになります。ここでは、効率よく時間をつくるためのポイントを紹介します。

勉強に集中できる環境を作る

まずは、集中できる環境を整えることから始めましょう。例えば、スマートフォンを別の部屋に置いておくだけでも、「つい触ってしまう」ことが防げて、自然と集中力が保ちやすくなります。

机の上をすっきり片付けておくなど、物理的な環境を整えるだけで、勉強に取りかかるハードルもぐっと下がります。

スキマ時間を活用する

通学中や授業の合間などのスキマ時間をうまく使えば、1日の勉強時間を大きく増やすことができます。たとえば、英単語アプリで通学中に暗記したり、お風呂の中でリスニング音声を聞いたり、寝る前に1問だけ数学を解くといった取り組みでも、積み重ねると1日1〜2時間分の勉強量になることもあります。

忙しい日でも「少しだけ」なら無理なく取り組めるのが、スキマ時間の強みです。

勉強スケジュールを立てて習慣にする

毎日「何をやろうか」と考える時間が減るだけで、勉強の始めやすさが変わります。1週間ごとにざっくりとしたスケジュールを立てておけば、迷わず机に向かえるようになります。  

たとえば、

  • 月曜:英語の長文読解  
  • 火曜:数学の演習問題  
  • 水曜:世界史の用語まとめ

のように、曜日ごとに取り組む内容を決めておけば、自然と学習リズムが整い、習慣化につながります。

勉強時間を記録して振り返る

毎日の勉強時間を記録しておくと、「今週はどの教科にどれだけ時間をかけたか」を一目で把握できます。勉強時間の記録は、単なる数字の記録ではなく、今の学習状況を客観的に振り返るためのツールです。  

例えば、「英語にばかり時間を使っていて、数学が手薄になっている」ことに気付ければ、翌週の勉強計画を改善するきっかけになります。Studyplusなどの学習記録アプリを活用すれば、スマホ1つで簡単に記録と振り返りを習慣化できます。

集中力を保つ時間の使い方を工夫する

長時間続けて勉強するのが苦手な人でも、時間の区切り方を工夫すれば集中しやすくなります。

  • 25分勉強+5分休憩をくり返す「ポモドーロ・テクニック」  
  • 90分ごとに10分の休憩を取るリズムを作る

こうした時間配分の工夫によって、疲れすぎず、集中力を維持しながら勉強を継続できるようになります。

モチベーションを保ちながら勉強を続けるコツ

「勉強時間は確保できても、やる気が続かない…」という悩みは多くの受験生が抱えています。気持ちの面でも工夫しながら、安定して勉強を続けていくことが大切です。

勉強時間への不安とどう向き合うか

「自分だけ時間が足りていない気がする」と不安になる日もあるでしょう。そんなときこそ、他人と比較するのではなく、「昨日の自分」と比べてみてください。たとえば「昨日より30分長く机に向かえた」だけでも、それは確かな成長です。

小さな目標を積み重ねて達成感を得る

日々の勉強に「目的」や「ゴール」があると、自然とやる気が続きやすくなります。たとえば、  

  • 英単語を10個覚える  
  • 問題集を1ページ解く  
  • 長文を1題読む

といった小さな目標を決めて、達成できたらチェックを入れるだけでも、達成感が得られます。

ごほうびでやる気を維持する

「ここまでやったらお菓子を食べる」「この課題が終わったら動画を1本だけ見る」など、自分へのちょっとしたごほうびを用意しておくと、気持ちをリセットしながらやる気を保ちやすくなります。

うまくいかない日のリセット方法

集中できない日があるのは当然のこと。そんな日は、「今日はダメだった」と切り捨てるのではなく、気持ちを切り替える工夫をしてみてください。  

  • 15分だけ散歩して気分転換する  
  • 仮眠を取って頭をすっきりさせる  
  • お気に入りの音楽で気持ちを整える

「切り替え上手」は、受験期を乗り越える大きな武器になります。

周囲の人と協力して勉強を続ける

ひとりで頑張ろうとすると、気持ちが落ち込むこともあります。そんなときは、家族や友達に協力してもらうのも効果的です。たとえば、「今日2時間は勉強する」と家族に宣言したり、友達と一緒に模試の復習をすることで、お互い刺激を受けながら学習を継続しやすくなります。

まとめ:大事なのは勉強時間よりも時間の使い方

大学受験で合格をつかむには、長時間机に向かうことも大切ですが、それ以上に「その時間で何をしたか」が結果を左右します。他人の時間と比べて焦るより、自分に合った方法で1日30分でも積み上げていくことのほうが、ずっと価値があります。今日からできることを、無理なく続けていきましょう。毎日の積み重ねが、合格への一番の近道です。

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