【2026年最新】大学受験者数はどのくらい?これまでの推移と今後の見通し

大学受験のノウハウ

大学受験者数について調べると、資料によって大きく異なる数字が出てきます。数えている対象が違うためです。

大学進学を希望する人の規模を見るなら大学志願者数、共通テストを受けた人数を知りたいなら共通テスト受験者数を確認します。各大学が公表する受験者数には、同じ人が複数の大学や学部を受けた分も含まれます。

この記事では、大学受験者数の最新データとこれまでの推移を整理します。少子化で大学に入りやすくなるのか、志望校の受験者数をどう見ればよいのかも確認していきましょう。

  1. 大学受験者数はどのくらい?最新データを紹介
    1. 大学志願者は2025年度に約66万人
    2. 2026年度共通テストの受験者数は46万4,090人
    3. 国公私立大学の受験者数は延べ424万8,148人
  2. 大学受験者数はどのように推移している?
    1. 18歳人口は1992年をピークに減少している
    2. 大学志願者数は18歳人口ほど急激には減っていない
    3. 共通テストの受験者数は近年45万~48万人程度で推移している
  3. 大学受験者数が減少している理由
  4. 受験者数は減っても人気大学の入試が簡単になるとは限らない
    1. 大学・学部を限定しなければ進学先を見つけやすくなっている
    2. 人気大学や人気学部には引き続き受験生が集まる
  5. 志望校の受験者数を調べる方法
    1. 大学公式サイトの入試結果を確認する
    2. 過去3~5年の推移を確認する
    3. 志願倍率より実質倍率を確認する
    4. 倍率が低くても合格しやすいとは限らない
  6. 受験者数のデータを志望校選びに生かすポイント
    1. 受験者数が増えたという理由だけで志望校を諦めない
    2. 募集人数や入試方式の変更も一緒に確認する
    3. 第一志望・実力相応校・安全校を組み合わせる
  7. 大学受験者数に関するよくある質問
    1. 大学受験者数は今後も減り続けますか?
    2. 共通テストを受ける人は受験生全体の何割ですか?
    3. 大学受験者数が多い大学は難易度も高いですか?
  8. 全国の受験者数だけでなく志望校の入試結果を確認しよう

大学受験者数はどのくらい?最新データを紹介

大学受験者数には、すべての場面に当てはまる一つの数字があるわけではありません。何を数えるかによって、次のように人数が変わります。

  • 大学進学を希望する人の規模を示す大学志願者数は、約66万人です。
  • 2026年度の共通テストを実際に受けた人は、46万4,090人です。
  • 国公私立大学の入試を受けた人数を合計すると、延べ424万8,148人です。

国公私立大学の受験者数が延べ約425万人だからといって、日本に約425万人の大学受験生がいるわけではありません。1人が5つの大学・学部を受ければ、延べ受験者数では5人分として集計されます。

大学受験者数を見るときは、人数だけでなく「誰をどのように数えたのか」も確認してください。

大学志願者は2025年度に約66万人

大学受験を考えている人の全体的な規模を知りたい場合は、大学志願者数が一つの目安になります。河合塾Kei-Netは学校基本調査を基に、2025年度の大学志願者数を約66万人と紹介しています。

大学志願者数は、1992年のピーク時と比べると減っています。ただし、同じ期間における18歳人口の減少幅よりは小さく、少子化とまったく同じペースで減っているわけではありません。高校卒業後に大学進学を希望する人の割合が上がっているためです。

なお、大学志願者に含まれる人の範囲は、使用する統計によって異なる場合があります。年度ごとの人数を比べるときは、調査名と集計方法をそろえましょう。

参考:近年の受験環境|河合塾Kei-Net

2026年度共通テストの受験者数は46万4,090人

共通テストの受験者数は、大学受験生全体の人数ではありません。2026年度は49万6,237人が出願し、そのうち46万4,090人が実際に受験しました。受験率は93.52%です。

出願した人が「志願者」、実際に試験を受けた人が「受験者」です。出願しても当日にすべての教科を欠席した人などがいるため、両者の数字は一致しません。

私立大学の一般選抜だけを利用する人や、総合型選抜・学校推薦型選抜で進学する人のなかには、共通テストを受けない人もいます。共通テストの受験者数だけでは、大学受験生全体の人数を把握できない点に注意してください。

参考:共通テスト 志願者数・受験者数等の推移|独立行政法人 大学入試センター

国公私立大学の受験者数は延べ424万8,148人

文部科学省の令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況によると、国立・公立・私立大学を合わせた受験者数は延べ424万8,148人でした。内訳は国立大学が27万2,484人、公立大学が11万9,894人、私立大学が385万5,770人です。

受験者数は、大学や学部、入試方式ごとに集計した延べ人数です。同じ受験生が複数の大学・学部・方式を受けた場合、それぞれに数えられます。そのため、延べ受験者数は実際の受験生数より多くなります。

令和7年度から、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の分け方が見直されました。外国人留学生向けの選抜も新たに集計へ含まれているため、令和6年度の数字とは単純に比較できません。延べ424万8,148人は、最新年度の規模を知るための数字として捉えましょう。

参考:令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況|文部科学省

大学受験者数はどのように推移している?

大学受験者数の長期的な傾向を見ると、少子化によって受験年齢に当たる人口は減っています。ただし、大学志願者数や共通テスト受験者数が毎年同じペースで減っているわけではありません。

18歳人口、大学志願者数、共通テスト受験者数はそれぞれ別の数字です。推移を確認するときも、分けて考える必要があります。

18歳人口は1992年をピークに減少している

大学受験の中心となる18歳人口は、1992年をピークに長期的な減少傾向が続いています。河合塾Kei-Netによると、2025年度の18歳人口は1992年度の半数程度です。

18歳人口が減れば、大学受験を考える人も減りやすくなります。今後も少子化が続くと見込まれているため、大学受験者数も長期的には緩やかに減少すると考えられます。

ただし、ある1年だけを見ると前年より増える場合もあります。「今後は毎年必ず減る」と考えず、長期的な傾向として理解してください。

参考:近年の受験環境|河合塾Kei-Net

大学志願者数は18歳人口ほど急激には減っていない

18歳人口は大幅に減っていますが、大学志願者数の減少は比較的緩やかです。大学進学を希望する高校生の割合が上がり、人口減少の影響を一部補っているためです。

たとえば、18歳人口が100人から80人に減っても、大学進学を希望する人の割合が50%から60%に上がれば、志願者数は50人から48人への減少にとどまります。実際の統計はここまで単純ではありませんが、人口と大学志願者数が同じ割合で減らない理由はイメージできるでしょう。

大学志願者数の将来を考えるときは、18歳人口だけでなく、大学進学を希望する人の割合も見る必要があります。

参考:近年の受験環境|河合塾Kei-Net

共通テストの受験者数は近年45万~48万人程度で推移している

大学入試センターが公表している共通テストの受験者数は、次のように推移しています。

  • 2021年度:48万4,114人
  • 2022年度:48万8,383人
  • 2023年度:47万4,051人
  • 2024年度:45万7,608人
  • 2025年度:46万2,066人
  • 2026年度:46万4,090人

2021年度から2024年度にかけては減少しましたが、2025年度と2026年度は前年より増えています。長期的には減少傾向にあるものの、毎年減り続けているわけではありません。

共通テストの受験者数は、各大学が共通テストをどのように利用するかによっても変わります。少子化だけを理由に、翌年度の人数を予測するのは難しいでしょう。

参考:共通テスト 志願者数・受験者数等の推移|独立行政法人 大学入試センター

大学受験者数が減少している理由

大学受験者数が長期的に減っている最大の理由は、少子化による18歳人口の減少です。大学受験を迎える年代そのものが少なくなれば、受験生の人数も減りやすくなります。

ただし、18歳人口と大学志願者数は同じ割合で減っていません。大学進学率が上がり、高校卒業後に大学を目指す人の割合が増えているためです。

入試方式の変化も、一般選抜や共通テストを受ける人数に関係します。総合型選抜や学校推薦型選抜で早く進学先が決まり、一般選抜を受けない人もいます。共通テストや一般選抜の人数が減っていても、大学進学を希望する人が同じ割合で減ったとは限りません。

参考:令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況|文部科学省

受験者数は減っても人気大学の入試が簡単になるとは限らない

大学受験者数が減れば、大学全体では進学先の選択肢を確保しやすくなる可能性があります。しかし、すべての大学や学部の入試が同じように簡単になるわけではありません。

大学全入時代とは、大学全体の入学定員と大学進学を希望する人の数が、全体として近づいている状態を表す言葉です。希望する大学に誰でも合格できるという意味ではありません。

大学・学部を限定しなければ進学先を見つけやすくなっている

少子化で18歳人口が減る一方、大学の入学定員が同じ規模で維持されれば、大学全体では進学先を見つけやすくなります。入学者が募集定員に届かない「定員割れ」が起きている大学もあります。

ただし、定員割れしている大学なら無条件で合格できるわけではありません。大学ごとに選考基準があり、必要な学力や出願条件を満たさなければ不合格になる可能性があります。

進学先を考えるときは、学びたい分野があるか、教育内容が自分に合っているかも確認してください。合格しやすさだけで選ぶと、入学後に「学びたかった内容と違う」と感じるおそれがあります。

人気大学や人気学部には引き続き受験生が集まる

全国の受験者数が減っても、受験生がすべての大学へ均等に分かれるわけではありません。知名度の高い大学や都市部の大学、志望者の多い学部には引き続き受験生が集まります。

全国では受験者数が減っていても、自分の志望学部では前年より増える場合があります。募集人数や入試科目の変更によっても、志願者の動きは変わります。

自分の受験への影響を知るには、全国の大学受験者数だけでなく、志望する大学・学部・入試方式の結果を確認しましょう。

志望校の受験者数を調べる方法

志望校の受験者数は、大学公式サイトの「入試結果」「過去の入試データ」といったページで調べられます。受験情報サイトにも掲載されていますが、最終的には大学が公表する数字を確認してください。

主な確認項目は次の6つです。

  • 募集人数
  • 志願者数
  • 受験者数
  • 合格者数
  • 実質倍率
  • 合格最低点

一つの数字だけを見るのではなく、同じ大学・学部・入試方式のデータをまとめて確認しましょう。

大学公式サイトの入試結果を確認する

大学の入試結果は、学部や入試方式ごとに分かれているのが一般的です。「○○大学の受験者数」だけで検索すると、大学全体の数字と特定学部の数字を取り違えるおそれがあります。

国公立大学なら前期日程と後期日程、私立大学なら一般方式と共通テスト利用方式などを分けて確認してください。同じ学部でも方式が違えば、募集人数や受験者数、合格者数は異なります。

検索結果から古いページを開く場合もあるため、入試結果の年度も確認しましょう。

過去3~5年の推移を確認する

志望校の受験者数は、直近の1年だけでなく過去3~5年分を確認しましょう。前年だけを見ると、一時的な増減を長期的な傾向だと誤解する可能性があります。

受験者数や倍率が上がった大学・学部は、翌年に敬遠されて倍率が下がることがあります。反対に、倍率が下がった翌年は受験者が増え、再び上昇する場合もあります。一般に「隔年現象」と呼ばれる動きです。

すべての大学で隔年現象が起きるわけではありません。募集人数や入試科目の変更もあわせて確認してください。

志願倍率より実質倍率を確認する

倍率には、志願倍率と実質倍率があります。志願倍率は志願者数を募集人数で割った数字、実質倍率は実際に受験した人数を合格者数で割った数字です。

募集人数が100人、志願者が500人なら志願倍率は5倍です。しかし、実際に受験した人が400人、合格者が200人なら、実質倍率は2倍になります。

志願倍率だけでは、実際の競争状況がわかりにくい場合があります。受験者数と合格者数から計算した実質倍率も確認しましょう。

倍率が低くても合格しやすいとは限らない

実質倍率は参考になりますが、倍率だけで合格しやすさは判断できません。受験者の学力、合格最低点、入試科目、配点なども難易度に影響します。

たとえば、実質倍率が1.5倍でも、高い学力を持つ受験生が集まっていれば合格は簡単ではありません。倍率が高くても、過去問との相性がよく、合格最低点を安定して超えられるなら十分に挑戦できます。

募集人数が少ない入試では、数人の増減で倍率が大きく動きます。倍率は判断材料の一つとして使い、数字だけで出願を決めないでください。

受験者数のデータを志望校選びに生かすポイント

受験者数は、志望校の人気や競争状況を知る手がかりになります。ただし、前年より受験者数が増えたという理由だけで、すぐに志望校を変更する必要はありません。

募集人数、実質倍率、合格最低点、入試方式の変更も確認します。自分の模試結果や過去問の得点とあわせて考えると、出願するかどうかを判断しやすくなります。

受験者数が増えたという理由だけで志望校を諦めない

受験者数が増えても、合格者数も増えれば実質倍率は大きく変わらない場合があります。受験者数の増加が、そのまま合格最低点の上昇につながるとも限りません。

志望校を諦めるか迷ったときは、模試の判定だけでなく、過去問で合格最低点を超えられるか確認してください。現在は届いていなくても、入試までの期間や伸ばせる科目によっては挑戦できる場合があります。

受験者数は、ほかの受験生の動きを示す数字です。自分が合格点を取れるかどうかとは分けて考えましょう。

募集人数や入試方式の変更も一緒に確認する

前年と受験者数が同じでも、募集人数が減れば倍率は上がりやすくなります。反対に、受験者数が増えても、募集人数や合格者数が増えていれば競争が大幅に厳しくなるとは限りません。

確認したい変更点は、募集人数、試験科目、配点、試験日程、入試方式です。英語資格の利用条件や共通テストの必要科目が変わると、受験できる人の範囲も変わります。

過去の入試結果と最新の募集要項を見比べ、同じ条件の数字を比較してください。

第一志望・実力相応校・安全校を組み合わせる

受験校は、第一志望だけでなく、現在の学力に合う大学や合格可能性の高い大学も組み合わせて考えます。特定の大学・学部で受験者数が急増しても、複数の受験校を検討しておけば落ち着いて対応しやすくなります。

大学を組み合わせるときは、難易度だけでなく、入試科目と受験日程も確認してください。試験日が連続すると、移動や疲労によって勉強時間と休息時間を確保しにくくなります。無理のない日程を組みましょう。

最終的な出願条件は年度によって変わる可能性があります。出願前には、大学公式サイトの最新の募集要項を必ず確認してください。

大学受験者数に関するよくある質問

大学受験者数に関して、高校生が疑問に感じやすい点をまとめました。

大学受験者数は今後も減り続けますか?

18歳人口が減少するため、大学受験者数も長期的には緩やかに減ると考えられます。ただし、毎年必ず減るとは限りません。

大学進学率や入試制度の変化によって、前年より増える場合もあります。ある1年の変化だけでなく、数年間の推移を確認しましょう。

共通テストを受ける人は受験生全体の何割ですか?

正確な割合を単純に計算するのは難しいでしょう。大学志願者数と共通テスト受験者数では、集計対象が異なる場合があるためです。

共通テストを受けない私立大学専願者がいる一方、既卒者も共通テストを受けます。割合を出す場合は、年度と対象者の条件をそろえる必要があります。

大学受験者数が多い大学は難易度も高いですか?

受験者数が多い大学ほど難しいとは限りません。募集人数や合格者数も大学によって異なるためです。

難易度を判断するときは、受験者数だけでなく、実質倍率、合格最低点、模試の偏差値、入試科目を確認しましょう。自分の得意科目を生かせる入試かどうかも判断材料になります。

全国の受験者数だけでなく志望校の入試結果を確認しよう

大学受験者数は長期的には減少傾向にありますが、人気大学や人気学部の競争まで緩やかになるとは限りません。

全国の数字だけで安心したり、志望校を諦めたりする必要はありません。大学公式サイトで過去3~5年の受験者数、実質倍率、合格最低点を確認してください。最新の募集人数や入試方式も踏まえ、自分に合った受験計画を立てましょう。

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