中卒だと大学を受験できないのでは?
と不安に思っている人もいるでしょう。高校を卒業していなくても、必要な資格を取れば大学受験に挑戦できます。
代表的な方法は、高等学校卒業程度認定試験に合格することです。通信制高校や定時制高校などに入り直し、高校卒業を目指す道もあります。
ただし、受験に必要な資格を取るだけで、入試対策が終わるわけではありません。本記事では、中卒から大学を受験する方法と、志望校選びや勉強、出願までの流れを順番に解説します。
中卒でも大学受験は目指せる
中卒でも、大学入学資格を得れば大学を受験できます。大学入学資格とは、大学へ入学するために必要な資格のことです。高校を卒業していないという理由だけで、進学を諦める必要はありません。
中学校を卒業しただけの状態では、原則として大学へ出願できません。高校を卒業するか、高卒認定に合格するなどして、大学入学資格を得る必要があります。
資格を得た後は、志望大学が定める条件に沿って出願します。入試方式によって条件や必要書類が異なるため、志望校の募集要項には早めに目を通しておくと安心です。
大学を受験する資格を得る2つの方法
中卒から大学を目指す場合、主な選択肢は「高卒認定に合格する」「高校へ入り直して卒業する」の2つです。
どちらからでも大学進学を目指せますが、得られる資格や勉強する環境は違います。年齢や高校で取った単位、進学したい時期を踏まえて、自分に合う方法を考えてみてください。
高卒認定を取得する
高等学校卒業程度認定試験、通称「高卒認定」は、高校を卒業していない人の学力が、高校卒業者と同等以上であるかを認定する試験です。合格すると、大学や短期大学、専門学校などの受験資格を得られます。
高校へ通わずに受験資格を取りたい人は、高卒認定を選択肢に入れられます。ただし、合格しても「高校卒業」にはならない点に注意が必要です。
高卒認定の受験資格や試験科目、科目免除、申込方法については、別記事で詳しく解説します。
通信制高校や定時制高校を卒業する
通信制高校や定時制高校などへ編入・再入学し、高校卒業資格を得てから大学を受験する方法もあります。
高校へ入り直すと、授業を受けながら卒業と大学受験の両方を目指せます。大学進学向けの授業や面接・小論文対策、進路相談を用意している学校もあります。
高校を中退した人は、以前の学校で取った単位を引き継げる場合があります。卒業までの期間や引き継げる単位は学校によって違うため、入学前に確認しておきましょう。
高卒認定と高校卒業のどちらが合うか考える
高卒認定と高校卒業のどちらが向いているかは、現在の状況によって変わります。判断するときは、次の点を整理してみましょう。
高校へ通わずに大学入学資格を得たい場合は、高卒認定が候補になります。学校の支援を受けながら勉強したい場合や、高校卒業資格も取得したい場合は、通信制高校や定時制高校なども検討してみてください。
資格を取るまでの早さだけで決めると、その後の受験勉強で苦労するかもしれません。無理なく勉強を続けられるかまで考えて選びましょう。
中卒から大学受験を目指すときに注意したいこと
中卒から大学を目指すときは、受験資格を取ることだけに意識を向けないようにしましょう。志望校へ合格するには、入試に対応できる学力と出願書類の準備も欠かせません。
資格取得と大学受験を別々に考えると、希望する年度の出願に間に合わない可能性があります。入学したい年度から逆算して、ひとつの計画にまとめるのがコツです。
受験資格を取るだけでは入試対策にならない
高校卒業や高卒認定によって得られるのは、大学へ出願するための資格です。それだけで、志望校に合格できる学力が身につくわけではありません。
とくに高卒認定は、高校卒業者と同等以上の学力があるかを認定する試験です。大学入試とは目的が異なるため、高卒認定対策だけでは志望校の問題に対応できない場合があります。
高卒認定を目指す段階から、志望校の入試科目も調べておきましょう。英語や数学のように積み重ねが必要な科目は、早めに大学受験対策を始めると予定を立てやすくなります。
出願できる入試方式や必要書類は大学によって異なる
高卒認定合格者が出願できる入試方式や、提出を求められる書類は大学によって異なります。大学や学部が同じでも、入試方式によって条件が変わる場合があります。
志望校の候補が決まったら、募集要項の「出願資格」と「出願書類」を確認してください。一般選抜や総合型選抜など、入試方式ごとの特徴については後ほど詳しく解説します。
入学したい年度から逆算して準備する
大学受験では、大学入学資格の取得、大学入学共通テスト、大学ごとの個別試験に、それぞれ期限があります。資格を取得してから志望校を探し始めると、希望する年度の出願に間に合わないかもしれません。
まずは大学へ入学したい年度を決めます。次に、志望大学の試験日と出願期限を調べ、大学入学資格をいつまでに得る必要があるか確認しましょう。
高卒認定を利用する場合も、合格前から大学受験の勉強を始められます。資格取得と大学受験対策を同じ予定表にまとめると、今から取り組むべき内容が見えやすくなります。
受験資格を得てから大学へ出願するまでの流れ
大学入学資格を得た後は、志望校と入試方式を決め、合格に必要な勉強を進めます。高校卒業と高卒認定のどちらで資格を得た場合も、基本的な流れは変わりません。
なお、高卒認定の合格見込みで出願する場合は、正式な合格者とは手続きが異なる可能性があります。大学入試センターと志望大学が公表する最新情報を確認してください。
大学で学びたいことから志望校を探す
最初に考えたいのは、大学で何を学びたいかです。興味のある分野や将来就きたい仕事を手がかりに、大学と学部の候補を探します。
同じような名前の学部でも、大学によって授業内容は異なります。取得できる資格、研究分野、卒業後の進路などを大学の公式サイトで確認してください。オープンキャンパスやオンライン説明会に参加すると、学生生活もイメージしやすくなります。
最初から1校に絞る必要はありません。学びたい内容を軸に、入試科目や難易度、学費を比べながら候補を絞っていきましょう。
入試方式と受験科目を調べる
志望校の候補が決まったら、利用できる入試方式を調べます。募集要項では、主に次の項目を確認してください。
同じ大学でも、入試方式によって受験科目は変わります。科目数の少なさだけで選ばず、学びたい内容や現在の学力も踏まえて考えてください。
募集要項は年度ごとに更新されます。過去の情報だけで判断せず、自分が受験する年度の要項を確認してください。
今の学力を確認して勉強の計画を立てる
勉強を始める前に、現在の学力と志望大学の入試レベルを確認します。基礎的な問題集や模擬試験を利用し、理解できている範囲と学び直しが必要な範囲を整理しましょう。
勉強は、基礎、標準問題、過去問題の順に進めるのが基本です。苦手科目に時間がかかりそうなら、ほかの科目より早く取りかかります。
この段階では、入試日までに何を学ぶ必要があるか大まかに整理できれば十分です。科目ごとの具体的な勉強法は、次の章で解説します。
必要なら大学入学共通テストに申し込む
志望大学の入試方式によっては、大学入学共通テストへの出願が必要です。国公立大学を志望する場合だけでなく、私立大学の共通テスト利用方式を選ぶ場合も確認してください。
共通テストと志望大学の個別試験は、別々に手続きを行います。共通テストへ出願しただけでは、大学へ出願したことにはなりません。
出願方法や必要な手続きは年度によって変更される可能性があります。高卒認定合格者や合格見込み者として申し込む場合も含め、大学入試センターの受験案内を確認しましょう。
必要な書類をそろえて志望大学へ出願する
大学への出願では、入学願書のほかに、大学入学資格を証明する書類などを求められます。高卒認定合格者の場合は、合格証明書や合格成績証明書などが必要になる可能性があります。
「合格証書」と「合格証明書」は用途が異なります。手元に合格証書があっても、そのまま出願書類として使えるとは限りません。募集要項に書かれた正式な書類名を確認してください。
証明書の発行や郵送には時間がかかる場合があります。出願期限の直前に請求するのではなく、志望校が決まった段階で準備を始めましょう。
中卒から大学合格を目指すための勉強法
中卒から大学を目指す場合、いきなり大学入試用の問題集を開いても、解説が理解できないことがあります。まずは、高校範囲の土台となる中学校の内容をどこまで理解できているか確認しましょう。
すべての教科を最初からやり直す必要はありません。志望大学で使う科目を確認し、理解が不足している単元を優先するのが効率的です。
まずは中学校範囲の理解度を確認する
まず、中学校で学ぶ内容をどの程度理解できているか確認します。とくに英語と数学は、高校範囲の学習へ直接つながる科目です。
英語では、基本的な英単語や文法を使って短い文章を読めるか確かめます。数学は、正負の数、方程式、関数、図形などの基本問題を解いてみてください。
解けない問題があっても、最初からすべてをやり直す必要はありません。目的は、理解が抜けている単元を見つけることです。
わからない単元を復習してから高校範囲へ進む
中学校範囲に大きな抜けがある状態で高校内容へ進むと、参考書の解説を読むだけでも時間がかかります。理解できていない単元を学び直してから、少しずつ高校範囲へ移りましょう。
英語では、基本単語と中学校文法を身につけてから、高校レベルの単語や英文解釈へ進みます。数学は、計算や方程式を正確に解けるようにしてから、数学Ⅰなどの学習を始めると理解しやすくなります。
中学校範囲へ戻るのは遠回りではありません。土台を固めておけば、高校範囲の解説や問題も理解しやすくなります。
志望校の受験科目に合う教材を選ぶ
教材は、志望大学で必要な科目と現在の学力に合わせて選びます。有名な参考書でも、自分にとって難しすぎると学習は進みません。
最初は解説が詳しく、基礎問題を段階的に練習できる教材が向いています。1冊の内容を理解してから、次のレベルへ進んでください。
複数の参考書を同時に購入すると、どれも中途半端になる可能性があります。教材選びに迷ったときは、学校や予備校の教員、学習相談に対応しているサービスなどを利用するのも一案です。
過去問を解いて勉強の優先順位を見直す
基礎の勉強がある程度進んだら、志望校の過去問を解いてみましょう。最初から合格点を取る必要はありません。どのような問題が出るのか、今の自分に何が足りないのかを知るために使います。
問題を解いた後は、点数だけでなく、間違えた理由を確認してください。知識が不足していたのか、問題文を正しく読めなかったのか、時間が足りなかったのかによって、必要な対策は変わります。
過去問で見つかった課題をもとに、参考書や問題集へ戻ります。苦手な部分を復習してからもう一度解くと、勉強の成果も確かめられます。
一人で勉強するのが難しければサポートを利用する
自分で学習計画を立てたり、わからない問題を解決したりするのが難しい場合は、外部の学習支援を利用する方法があります。
映像授業、通信教育、予備校、家庭教師、高卒認定向けスクールなどを選ぶときは、次の点を確認しましょう。
すべての科目で指導を受ける必要はありません。得意科目は独学し、苦手科目だけ指導を受ける方法もあります。
自分に合う大学と入試方式を選ぶポイント
大学入試で何を見られるかは、入試方式によって異なります。「中卒だから不利」と、経歴だけで決まるわけではありません。
入試方式の特徴を理解したうえで、高卒認定合格者が出願できるか、どの書類を提出するのか確認しましょう。
一般選抜は受験科目と配点を確認する
一般選抜には、大学入学共通テストや大学独自の学力試験を選考に用いる方式があります。必要な科目や評価方法は大学・学部によって異なります。
英語の配点が高い方式もあれば、少ない科目数で受験できる方式もあります。まずは学びたい分野を決め、その分野を学べる大学の試験科目と配点を比較してください。
現在の学力や受験までの期間も判断材料になります。ただし、受験しやすさだけでなく、入学後に学びたい内容と合っているかも確かめましょう。
総合型選抜は志望理由やこれまでの経験も見られる
総合型選抜では、志望理由書、面接、小論文、活動実績などを選考に用いる場合があります。具体的な評価項目は大学や学部によって異なります。
高校での活動実績が少なくても、資格取得に向けた勉強や仕事、個人で続けてきた活動などを伝えられる場合があります。何を評価するかは大学によって違うため、選考内容をよく確認してください。
総合型選抜を検討するときは、なぜその大学・学部で学びたいのかを言葉にできるよう準備してください。高卒認定合格者の出願条件も、募集要項で確認しましょう。
学校推薦型選抜は出願条件をよく確認する
学校推薦型選抜では、在籍している高校の校長からの推薦や、一定の評定を求める場合があります。高校に在籍していない高卒認定合格者は、条件を満たせない可能性があります。
一方、推薦型の入試をすべて利用できないとは限りません。大学や選抜区分によって条件が異なるため、募集要項の出願資格を確認してください。
高校在籍中で学校推薦型選抜を希望している人は、中退を決める前に在籍校と志望大学へ相談する必要があります。
大学独自の入学資格審査を受けられる場合もある
大学によっては、個別入学資格審査を実施しています。申請者の学習歴や経験などを審査し、高校卒業者と同等以上の学力があると大学が認めた場合に、出願資格を得られる制度です。
ただし、すべての大学が実施しているわけではありません。対象者も大学ごとに異なり、一般的な高校中退者を審査対象としていない大学もあります。
個別入学資格審査を主な進学ルートとして考えるのはおすすめできません。利用したい場合は、志望大学へ対象者や申請期限を直接確認してください。
大学進学にかかる費用と利用できる支援制度
大学進学では、入学後の学費だけでなく、受験前にもお金がかかります。いつ、どのくらい必要になるのか、早めに整理しておきましょう。
奨学金や授業料の減免制度を利用できる場合もあります。申込資格や期限が決まっているため、受験準備と並行して情報を集めてください。
受験から入学までにかかる費用を整理する
大学進学までに発生する主な費用は、次のとおりです。
複数の大学を受験すると、受験料や交通費も増えます。大学ごとの納付期限によっては、第一志望校の結果が出る前に、別の大学の入学金を納めなければならない場合もあります。
具体的な金額と支払期限を大学の公式サイトで確認し、いつまでにいくら必要になるか整理しておきましょう。
高卒認定合格者が利用できる奨学金を調べる
一定の条件を満たす高卒認定合格者や合格予定者は、日本学生支援機構の奨学金へ申し込める場合があります。
奨学金には、進学前に申し込む予約採用と、大学へ入学してから申し込む在学採用があります。それぞれ申込資格や手続きが異なるため、どちらを利用できるか確認が必要です。
高卒認定の合格時期などによって、予約採用の対象になるかが変わる場合もあります。日本学生支援機構の公式情報を読み、不明な点は案内されている窓口へ問い合わせましょう。
大学独自の奨学金や学費の減免制度も調べる
日本学生支援機構の奨学金とは別に、大学が独自の奨学金や授業料減免制度を設けている場合があります。入試の成績などを条件とする特待生制度も選択肢の一つです。
制度ごとに、家計の状況、学業成績、入試結果などの条件が定められています。入学後に申請する制度だけでなく、出願時に申し込みが必要な制度もあります。
志望大学を比較するときは、授業料の金額に加え、利用できる支援制度と申請時期も調べておきましょう。
高校を辞めようか迷っている人が確認したいこと
今も高校に在籍しているなら、辞めると決める前に、卒業や転校によって大学を目指す道も確認してみてください。
高校へ通い続けるのがつらくても、「今の学校に残るか、辞めるか」の二択とは限りません。通い方や学ぶ環境を変えることで、卒業を目指せる場合があります。
今の高校を卒業する方法がないか相談する
欠席日数、成績、人間関係、体調などが理由で中退を考えている場合は、まず学校へ相談してみましょう。担任に話しにくければ、進路指導担当、養護教諭、スクールカウンセラーなどへ相談する方法もあります。
学校によって対応は異なりますが、履修方法や登校について相談できる場合があります。保護者だけでなく、信頼できる大人に状況を共有しておくのも一つの方法です。
相談したからといって、必ず学校に残る必要はありません。どのような選択肢があるかを知ってから、今後の進路を決められます。
通信制高校や定時制高校への転校も考える
現在の高校へ通い続けるのが難しい場合は、通信制高校や定時制高校へ転校する方法があります。学ぶ時間や通学回数を変えることで、負担を抑えながら高校卒業を目指せる可能性があります。
高校に在籍したまま学校を移る「転入」と、中退後に入り直す「編入」では、手続きや入学できる時期が異なります。空白期間を作らずに移りたい場合は、中退届を出す前に転校先へ相談してください。
大学進学を考えている人は、卒業に必要な学習だけでなく、大学受験対策や進路指導の内容も確認しましょう。
取った単位と卒業までに必要な単位を確認する
高校で取った単位は、転校先で引き継げる場合があります。高卒認定を受験するときも、取得済みの科目と単位数によって、一部科目の免除を申請できる可能性があります。
同じ学年まで在籍していても、取れている単位は人によって異なります。在籍していた期間だけで判断せず、学校に単位の状況を確認しましょう。
中退する場合は、単位修得証明書など、今後の手続きで必要になる書類についても学校へ尋ねてください。
中退後にどこで勉強するか決めておく
高校を離れると、決められた時間割や定期試験がなくなり、自分で勉強を管理する場面が増えます。中退後にどこで、いつ、何を勉強するのか考えておきましょう。
高卒認定を利用するなら、資格取得に必要な勉強と大学入試対策を並行して進める必要があります。独学が難しそうな場合は、通信教育や予備校などを事前に調べておくと、学習計画を立てやすくなります。
生活リズムや費用も含め、無理なく続けられる環境を用意してから進路を決めてください。
中卒からの大学受験でよくある質問
中卒から大学を目指すと、出願書類や最終学歴について迷うこともあるでしょう。ここでは、よくある疑問に答えます。
調査書がなくても大学へ出願できますか?
調査書がない場合でも、ほかの証明書を提出して出願できる大学や入試方式があります。ただし、必要書類は大学ごとに異なるため、一律には判断できません。
高卒認定合格者の場合は、合格証明書や合格成績証明書などを求められる可能性があります。総合型選抜などでは、活動報告書や志望理由書といった追加書類が必要になる場合もあります。
募集要項の「出願資格」と「出願書類」を確認し、調査書を用意できない場合の手続きを大学へ問い合わせてください。
高卒認定に不合格だった場合でも大学を受験できますか?
高卒認定に合格できず、ほかの大学入学資格も認められていない場合は、原則として大学へ入学できません。
高卒認定合格見込みで共通テストや大学へ出願できる場合でも、指定された期限までに資格を得る必要があります。高卒認定に不合格だった場合は、大学の個別試験を受けられない、または合格しても入学できない可能性があります。
合格見込みで出願するときは、資格を取得できなかった場合の扱いを募集要項で確認しましょう。
高卒認定に合格すると最終学歴はどうなりますか?
高卒認定に合格しても、高校を卒業していなければ最終学歴は高校卒業になりません。高卒認定は、高校卒業者と同等以上の学力を認定する制度であり、高校卒業資格ではないためです。
その後、大学へ進学して卒業すれば、大学卒業が最終学歴になります。大学へ出願するときは、最終学歴とは別に、高卒認定合格者として必要な証明書を提出します。
中卒から大学合格までどのくらいかかりますか?
中卒から大学合格までにかかる期間は、年齢、今の学力、高校で取った単位、志望校などによって変わります。すべての人に共通する期間はありません。
高卒認定を利用する場合も、資格取得に必要な期間だけでなく、大学入試レベルまで学力を上げる時間が必要です。通信制高校などへ編入する場合は、卒業時期も学校へ確認しなければなりません。
まずは志望する入学年度を決め、大学入学資格の取得と受験勉強に使える期間を計算しましょう。期間が短い場合は、志望校や入試方式も含めて計画を見直す必要があります。
中卒であることは大学入試で不利になりますか?
中卒であることだけを理由に、すべての大学入試で不利になるとは断定できません。何を評価するかは、大学や入試方式によって異なるためです。
一般選抜では、共通テストや大学独自の学力試験を選考に用いる方式があります。一方、調査書や学校からの推薦を求める方式は、高卒認定合格者が利用できない場合もあります。
不利になるかを考える前に、志望大学の出願資格と評価方法を確認しましょう。利用できる入試方式の中から、準備しやすい方法を検討してください。
中卒から大学を目指すなら資格と勉強の計画を確認しよう
中卒でも、高卒認定への合格や高校卒業によって大学入学資格を得れば、大学受験を目指せます。
まずは、高校で取った単位や今の学力を整理します。そのうえで、志望校の出願資格と入試科目を調べ、資格取得と受験勉強をどう進めるか考えましょう。
高校に在籍している人は、中退を決める前に、現在の高校を卒業する方法や通信制高校などへの転校も検討してください。自分に合った学習環境を選び、志望年度から逆算して準備を始めることが大学進学への第一歩です。


